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ささなみ やすふみ
笹浪 靖史弁護士
弁護士法人オリオン 池袋東口法律事務所
池袋駅
東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル3階
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
注意補足

債務整理・交通事故・相続は初回相談が無料。 交通事故・インターネット問題の相談に限り、電話・ZOOMでの相談が可能(その他は内容によって要相談)。 債務整理・相続・交通事故の相談は何度でも相談料無料。債務整理を除きカード払い可能。

インタビュー | 笹浪 靖史弁護士 弁護士法人オリオン 池袋東口法律事務所

SE時代に「弁護士になって、労働環境を正す側に回ろう」と、転身。他事務所が見放した事案にも真摯に対応

法学部からSEを経て、法曹界へ「Uターン」転身した、弁護士法人オリオン 池袋東口法律事務所の笹浪 靖史(ささなみ やすふみ)弁護士。
厳しい職場環境を改善することが弁護士になった起点となっているだけに、困っている人への想いはやさしさに満ちあふれています。

「他で断られた事案でも、できる限り真摯に対応したい」

という笹浪先生。
SEを経て、「夢を食べて生きていた」という司法試験受験時代を振り返りながら、笹浪先生の揺るぎない弁護哲学の一端に迫ります。

01 弁護士を志した理由

SEとしての労働時間を司法試験の勉強に充てれば、やり直しは可能と一念発起

ーー弁護士になる前はSEだったとか。180度の方向転換ですが、どんな想いだったのですか?

早稲田の法学部出身なのですが、学部当時はとくに法律に興味はなく、アルバイトばかりしている学生でした。
同窓には弁護士を目指す者もいましたが、自分とは違う人種だと思っていたくらいです。
それどころか、当時は「IT革命」などといわれていて、これからはネットの時代だという空気。
その気運に乗っかるように、プログラミングなど何もわからないのにIT業界に絞って就職活動し、SEになったのです。


ーーそれなのになぜ、法曹界へ逆戻りを?

実際になってみると、確かにSEというのは楽しい仕事でした。
しかし、職場は長時間労働で、月に200時間くらい残業もあり、システムを止めるのは夜なので夜勤もありしました。
当時はそれが普通で社会人というのはこんなもの、日本社会を裏から支えるような感覚もあって嫌いではなかったんです。

一方でふと思ったんです。
朝から晩までいま、仕事をしているが、労働法的にはどう見ても違法だし、みんなそんなふうに働いているものの鬱病は多いし、労働環境が良いとはいえない。
こうした状況を正すことができれば、まじめに働く会社員にとって良い形が作れるのではないか。
いまから弁護士を目指すのは、同窓と比べると5年以上遅れているが、いまのように朝から晩まで働く勢いで勉強したらなんとか弁護士になれる。
そう考え、会社を辞めて司法試験の勉強を始めることにしたんです。


ーー結果的に少し回り道した感じですね。

想像以上にイバラの回り道でした(笑)。

やはり司法試験というのは大変です。
生活費もなかったので自営業のような形で、収入を得ながらの受験勉強。
25歳でほぼゼロからはじめて、なんとか受かったときには32歳になっていました。

支えは、「いつか社会に役立つ人間になり世の中に貢献したい、人助けをしたい」という夢だけです。
客観的にはかなり厳しい状況でしたが、精神はなんとか健全のまま、過ごすことができました。
「人は夢を食べて生きていける」ということを体感した時期でしたね。

02 これまでのキャリア

「親切、丁寧な対応」にこだわり続ける、きっかけとなったある消費者詐欺事案

ーーあえて安泰を捨て、「苦しみ」を経由して、法曹界に辿り着いたのですね。

社会に這い戻ったようなイメージですね。
ですから、弁護士となってからは、まさに水を得た魚のように執務に取り組むことができました。

司法修習後に入所した最初の事務所では、個人の債務整理などを主に扱っていました。
そこで、2年半ほど勤務弁護士をした後、独立しました。

会社員時代から「自分の名前で仕事したい」とは思っていたんです。
独立に不安もありましたが、一か八かで踏み出しました。
司法試験の勉強も働きながらやっていたので、「なんとかなるだろう」と。


ーーそれが池袋東口法律事務所ですね。

そうです。
ちょうど独立を考え始めたころ、ある消費者詐欺事件に対応しました。
難しい事案でしたが、なんとか解決でき、その後、依頼者の方からお手紙をいただいたんです。
「親切、丁寧な対応に感謝しています」という内容がしたためられていました。

特別なことをしたつもりはありませんでしたが、このお手紙で改めて親身になって対応することの大切さを噛み締めたんです。

弁護士の仕事は、必ずしも依頼者の方の期待に応えられるわけではありません。
だからこそ、常に依頼者の方のために親身に丁寧に対応し、ベストを尽くそう、そうすればなにがしかの満足を感じてもらえる。
自分の事務所を立ち上げるにあたり、迷わず、「親切で丁寧であること」を行動指針としました。


ーー特別に強いといえる領域はありますか?

個人の債務整理のご相談は、累計で3000件はお受けしています。
自己破産や民事再生の申立件数は、1000件を超えているのではないでしょうか。
これだけやると借金問題についてはもう知らないことはないくらいです。

借金と一口に言っても、背後にはいろんな事情があり、保証人になってしまったケースや詐欺で騙されたケースなど、理由が自分だけの問題ではない事案もあったりします。
だからこそ強く言いたいのは、「どんな理由であれ、お金の問題は解決できる」ということです。
自分ひとりで抱え込んだり、夜逃げなど考えたりせず、ぜひ弁護士をお頼りください。


ーー他に実績が多い分野を教えてください。

離婚や交通事故のご相談もたくさんお受けしています。
最近多いのは、インターネットでのトラブルのご相談ですね。
動画サイトやファイル共有ソフトで他人が作った動画をアップして著作権を侵害してしまうという、わりとよくあるネットトラブルです。
多くはやってしまった側の弁護になります。
過去には、先例のないことが争点になった裁判で判例誌にも載った事案に携わったこともあります。

03 弁護士としてのこだわり

弁護士が諦めれば、依頼者の人生やり直しが見放されることに。「最後まで希望を捨てない」理由

ーー数も量も経験がとても豊富です。

事案はある程度、形式通りに進められるもの、先例さえない難しいものなど、さまざまです。

そうしたなかで、私が強く意識しているのは、「どんな事案でも最後まで希望を持ち続けること」です。
トラブルの原因が、自責であれ、他責であれ、これからも生きていかなければならないことに変わりはありません。
ですから、逆境にあってもそれを力に、より良い将来、より良い人生への転機にしていただくーー。
代理人として、その契機となる存在でありたいと思っています。


ーー事務所には他で断られた方からの相談もかなりあると聞きます。

「法律的に対応が難しい」と、難事案だからと突っぱねてしまうのは簡単です。
ただ、弁護士の都合でお断りすることが、一人の人生を見放すことにつながると考えれば、簡単に「無理です」とはいえません。

先例や判例がなければ、国会図書館に行って調べたり、周辺に聞き込んだりするなど、別の手段を使って調査すればいいんです。

当事務所は、所属している全弁護士がそうしたスタンスで、事案に向き合っています。

私の場合は、どんな事案でも入手可能なあらゆる情報を元に、選択肢をすべて並べ、一つひとつ検討、評価をして最善の選択をします。

この「総当たりの検討姿勢」というのはSE時代にやっていたプログラミングのバクフィクスに通ずるものがあるような気もしています(笑)。

04 弁護士としての想い

法律の力は限定的。法律的な解決をもってすべてが解決したと誤解してはいけない

ーー困っている人を助けるんだという姿勢が徹底されています。

「助ける」とはいっても、弁護士ができることは限られています。
だからこそ常に意識しているのは、「法律的な解決をもってすべてが解決したと誤解しないこと」です。
もちろん、法律は強力です。
最終的な解決となることも実際には多くあります。一方で、他のさまざまな関係性が解決できなくとも、法律的な解決だけをもって解決とせねばならないこともあります。

この場合、解決といっても、それが本当に依頼者の方の人生にとって最善なのかは常に自問自答し続けなければいけないと思っています。


ーー最後に事務所の今後についてお聞かせください。

最近は自分が前面に出て単独で事件を解決するということより、所属の若い弁護士と過去の経験を共有しながら共同で取り組むことが多くなりました。
私より優れた弁護士になって、依頼者の方の助けとなってもらえればうれしい限りです。

今後は、もう少し多くの方に弊所のサービスをお届けし、日本社会を少しでもよくしたいと思っています。
現在の池袋と横浜に加え、近い将来、渋谷、北千住方面にも事務所を構えることを予定しています。
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