ばば ひろなお

馬場 洋尚弁護士

馬場綜合法律事務所

渋谷駅

東京都渋谷区神宮前6−19−16越一ビル303

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注意補足

来客対応・外出などの場合、電話に出られないことがございますのでご了承ください。 その場合にはメールフォームからご相談の内容を記載して、お問い合せをお願いいたします。確認のうえ、弁護士からお返事をさせていただきます。※電話でのご相談は不可

一件一件、核心を掴みつつ、丁寧に。どんな案件、裁判も全力投球する弁護士

若者やビジネスマンが行き交う、東京・渋谷のビルの一室。馬場綜合法律事務所の馬場洋尚弁護士が、爽やかな笑顔で出迎えてくれました。決してエリート弁護士ではない苦労人。苦労した分、1人の依頼者、1件の弁護の重みを噛み締めながら働いています。刑事事件のうち私選弁護においては、逮捕勾留時の身柄解放率が8割を超えるなど実力も十分。若くして独立し、活躍する姿に迫りました。

01 弁護士を目指したきっかけ

身近な「町弁」だった亡き父の後を追って

ーーはじめに、弁護士を目指した理由を教えていただけますか。

人と密接に関わって、人の役に立つような仕事がしたかったからです。

例えば、大量生産・販売の飲料品の販売業などの仕事は、私の中では小さな幸福を大量に届ける仕事です。一方で弁護士は、もっと一人ひとりの心の奥深くにある悩みや深刻な問題と向き合って、それを解決する仕事です。決して大量生産・販売により大きな収益を上げることは出来ません。しかし、法律上の紛争は、どんな人にとっても人生を左右する重大な出来事です。だからこそ、それを根本的に解決する手助けがしたい。それが、数ある人の役に立つ仕事の中から、弁護士を選んだ理由です。

どんな些細なことも、突き詰めると法律の話に行き着きます。それほど法律は重要なものなのに、多くの人にとって法律はどこか難しいこと、弁護士は少し遠い存在になってしまっていると思うのです。そんなイメージや壁を打ち破るような、誰にとっても身近な弁護士になりたい。当時から、そういう思いもありました。

ーー具体的に、いつ頃から弁護士を目指そうと意識し始めたのでしょうか。

実は、父が弁護士でした。ですので、小さい頃から漠然と「将来私もなりたい」と意識していました。

父は1人で弁護士事務所を経営していました。地元に密着して、交通事故や債務整理など身近な問題を解決する、いわゆる「町弁(まちべん)」(町の弁護士)です。些細な事案から、ときには大きな事件まで、1人でいろんな問題に当たっていました。小さい頃は仕事の詳しいことはわかりませんでしたが、「父は人のために働いている」と当時から憧れていました。

そんな父ですが、私がロースクールを卒業する年に病気で他界してしまいました。私が弁護士になる前の出来事です。息子が同じ弁護士になったことは、とても喜んでくれていると思います。

02 弁護士としての活動

丁寧で粘り強い事件処理がモットー

ーー弁護士になってからは、どんな仕事をされてきたのでしょうか。

私は、弁護士1年目の当初より独立した立場で仕事をしていました。また、所属していた法律事務所の内外を問わず様々な弁護士の方と共同で事件を受任する機会に恵まれ、若手の中では比較的多種多様な経験を積めたのではないかと考えています。

また、事件の受任件数自体は決して数は多くありませんでしたが、各種一般民事事件、原発事件、自治体法務、企業間紛争、離婚や相続などの家事事件、刑事事件など様々な案件を経験することができました。また、受任件数が少なかったため、その分1人の依頼者、1件の弁護の重みを感じながら、常に全力を注いできました。

ーーその後、「馬場綜合法律事務所」として単独でオフィスを開設されましたね。

東京・渋谷に事務所を設立しました。渋谷は町の規模や人口と比べると、まだ弁護士事務所が少ない印象があります。弁護の助けを必要としているのに、なかなかアクセスできない。そういう人が多くいる可能性があります。そこにチャンスを感じ思い切って渋谷の地での独立を決意しました。

事務所としての弁護分野は、基本的にはどんな依頼も引き受けるスタンスです。比較的ご依頼の多い事件としては、離婚・男女問題、刑事事件、遺産相続の三つです。

特に刑事事件に関しては、逮捕・勾留段階の身柄解放活動には自身があります。被疑者段階の私選の刑事弁護では逮捕・勾留からの身柄解放率は8割を超えています。

ーー 8割とは非常に高い数値ですね。

決して秘策があるわけではないのですが、とにかく丁寧に、具体的に、というのは意識していますね。

身柄を解放するうえで欠かせないのは、逃亡と証拠隠滅のおそれを払拭することです。そのおそれがないことを、どう裁判官に認めてもらうか。そのときに、単に必要なステップを踏んだり、書類を提出したりするだけでなく、被疑者の人生や生活をできる限り具体的に浮かび上がらせる。そのことを強く意識しています。

例えば、被疑者が妻子持ちの会社員だったとしましょう。一度逮捕・勾留されてしまうと、失職の恐れもあるし、家族も崩壊しかねません。一時の過ちで罪を犯してしまったことに比して、失うものが大き過ぎます。裁判官も、それは頭ではわかっているはずです。ではそれを、どこまで切迫性のあることとして具体的に裁判官に伝えられるか。それが裁判官が勾留請求の却下決定等を出すうえで鍵を握ります。

被疑者がどんな会社にどれくらいの年数勤めていて、どんなポジションにあるのか。年収はどれくらいあるのか。そういう社会的な立場とともに、家族構成など生活のことについても徹底的に調べます。情報が細ければ細かいほど、より具体的に被疑者の生活ぶりや、勾留が続くことで生じる悪影響もわかりやすく見えてきますよね。

基本的なことではありますが、それをどこまで徹底できるか。私はそれを、とことん突き止めるようにしています。

ーー基本を徹底する。簡単に見えますが、実は難しいことですよね。

昔からしぶとくて、何事もあきらめない性格です。弁護士と聞くと、高学歴で万能な人が多いイメージがあると思いますが、私はそういうタイプではありません。振り返れば、高校も大学も、ロースクールも決して偏差値の高い学校ではありませんでしたし、司法試験に受かったのも29歳。地道にコツコツ勉強して、ようやく夢を叶えました。そういう反骨精神のようなものが、根底にあるのだと思います。

03 弁護士として大事にしていること、強み

「ここだ」とチャンスをものにする勝負勘

ーーご自身の持ち味や強みは、どんなところにあるとお考えですか。

勝負を仕掛けるべきタイミングについては見逃さないように心掛けています。これは感覚的な部分が大きいのでうまく説明しづらいのですが、ある瞬間に「ここだ」という勘が働くときがあります。そこで一気に勝負をかけるようにしています。

これは、過去に担当した離婚事件の話です。依頼者は30代の女性、相手の夫は40代でした。離婚は法律上、明確な理由が認められない限り、相手が拒否すれば実現できません。まさにそういう状況で、女性は離婚したいけど、相手は「離婚したい原因がまったくわからない」と一切応じる気がありませんでした。離婚調停を申し立てても、「申し立てられること自体が腹立たしい。心外だ」と断固拒否の姿勢でした。詳しくは明かせませんが、相手の男性は社会的に立場のある職業で、非常にプライドが高い人でした。

そこからは、とにかく粘り強い交渉です。些細なことに見えるかもしれませんが、普段は「である調」でつくる書面も、必要以上に丁寧な敬語を使ったり、通常「被告」や「相手方」とする言葉も「◯◯様」と書いてみたり、相手の属性や性格に合わせて柔軟に対応しました。

そんな風に粘り強く交渉していると、ちょっとした言葉使いなどから主張がマイルドになってきていると感じたのです。その兆候を見逃さないように心掛けています。このタイミングが勝負どころと決意し、譲歩を迫るうちに、向こうもだんだん納得するようになり、結果的に離婚を成立させることができました。女性は「離婚してもらえないと思っていた」と驚きながら、とても喜んでくれました。

ーー相手の小さな心情の変化をうまく捉える、というわけですね。

特に離婚や男女問題は、当事者は感情的になりやすいですからね。最初はなかなか気持ちの整理がついていない状態でも、少しずつ解きほぐしていくうちに、解決の糸口が見つかってくことが多いと感じます。

ボクシングやサッカーと似ている部分もあるかもしれません。相手の疲弊や、雑な攻防を見逃さずにしっかりとフィニッシュできるか。ゴール前、キーパーとの1対1のチャンスをものにできるか。そういうチャンスをとらえられる感覚は、きっと一つひとつ事件を大切にし、丁寧に依頼者や弁護に向き合ってきたことが活きているのだと思います。

ーー関連して、弁護士として心がけていることも教えていただけますか。

1つは、物怖じしない姿勢を心掛けています。例えば、私は裁判官に対しても変に遠慮しないように心掛けています。中には、業界のヒエラルキーから裁判官に少し遠慮したり、顔色をうかがったりするような弁護士もいるように思います。でも、私は気にせず「これは違う」と思ったら熱意をもって訴えかけることを心掛けています。刑事事件の身柄解放率が高いのも、こういう姿勢が影響しているのかもしれません。

同時にそれは、争う相手方の弁護士や検察に対しても同じです。例えば相手がキャリア30年を超えるベテランでも、怖気付かず、怯まずに向かい合うことを心掛けています。

それと、冒頭でも言いましたが、父のような誰にとっても身近な弁護士になることですね。初回30分の無料相談も受け付けていますし、平日夜間や土日祝日の対応も可能です。何でも気軽に相談いただきたいですし、事務所にも遠慮なくお越しいただきたいですね。初回の段階でも可能な限り情報を集めて、過去の判例も調査し、しっかりとした見通しをお伝えすることができます。

04 今後の展望

依頼者はパートナー。対等に言い合い、一緒に悩み、解決したい

ーー最後に、今後の方針や読者へメッセージをお聞かせください。

1人ひとり、1件ずつ。丁寧に、依頼者に満足してもらえるように目の前の仕事に全力を注ぐ。今までそうだったように、この基本的なスタンスは自分の持ち味として今後も変わらず持ち続けていきます。

それと、ご依頼があればどんな分野や案件にも対応する。これも引き続き基本方針としつつ、同時に比較的多く取り扱っている離婚・男女問題、刑事事件、それに遺産相続の実績も、もっと増やしていきたいですね。特に相続は、少子高齢化ですから今後さらに困る人がたくさん出てくるはずです。ぜひご相談いただき、一緒に解決策を検討していきましょう。

私の理想の弁護は、ご相談いただく依頼者はパートナーとして、対等な関係でお互いに言いたいことを言い合い、一緒に悩み、考えながら前に進めていく形です。法的紛争は、弁護士と依頼者、それぞれの強さ。そして、両者の関係性の強さ。それらが強ければ強いほど、訴訟なら勝訴の確率も高まります。

どんな問題にも必ず解決策があり、そして終わりを迎えます。どんなに難しい状況であっても、目標に向かってあきらめずに一緒に解決を目指しましょう。1人で悩み、前が見えなくなってしまっている方は、ぜひ私にご相談ください。
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