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さいとう よしくに
齋藤 慶邦弁護士
弁護士法人湘南LAGOON
藤沢駅
神奈川県藤沢市藤沢20-21MKビル8階
対応体制
  • カード利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

WEB面談をご希望の場合、ご相談料については、事前にお振込先口座情報をお伝えいたしますので、ご相談日までにご入金ください。

インタビュー | 齋藤 慶邦弁護士 弁護士法人湘南LAGOON

弁護士の存在意義はひとりでも多くの笑顔を増やすこと。離婚事件に取り組む藤沢市の街弁

「離婚は結婚生活の終わりではありません。新しい人生のスタートなんです」

そうやって依頼者を応援するのは、弁護士法人 湘南LAGOONに所属する齋藤 慶邦(さいとう よしくに)弁護士です。

齋藤先生はこれまで、離婚事件を多く扱ってきました。
相手が隠している財産を見つけ出して財産分与の金額を増額したり、モラハラ夫に見切りをつけるサポートを行ったりしてきました。

一度離婚をした夫婦が、また家族として一緒に暮らすようになった事例も経験しています。

齋藤先生の離婚事件に対する想いをお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

両親への感謝と自分の幸せ。自分の学費は自分で稼ぐ潔さ

――なぜ、弁護士を目指そうと思ったのですか?


小学生のとき、友人が「検察官になりたい」というので「じゃあ俺は弁護士になる」といったのがきっかけです。

その後も弁護士になりたいという気持ちを持ち続けていましたが、大学進学は難しいと思っていました。

私の兄が理系の大学に進学するときにまとまったお金が必要でした。
両親から「大学に進学できない」といわれたわけではありませんが、高校生だった私は「負担をかけたくない」と思ったのです。

そんな経験をするうちに、両親の学歴や家庭環境によっては「大学進学」という選択肢すらない子どももいるのでは?と思うようになりました。
実際に進学するかはその子次第ですが、家庭の問題を解決することで、選択肢のひとつとして大学進学を考えられる子どもを増やしたいと思ったのです。


――ご自身の経験もあって、弁護士を目指されたのですね。

弁護士になりたいと思った私は、法学部を受験して合格しました。
大学入学後は、新聞配達や購読料の集金をする代わりに返還不要の奨学金を受給できる新聞奨学生の制度を活用しました。

朝2時半に起きて新聞(朝刊)を配達して、大学の授業の合間に夕刊を配達してから、また大学に戻って授業を受ける生活だったのです。
大変でしたが、授業料の大半を奨学金で賄えたのは本当にありがたかったです。


――一般的な高校生であれば、その環境を嘆いていたかもしれませんね。

たしかに経済的に恵まれた環境ではなかったかもしれません。
塾に通った経験もなければ、友人が海外旅行や有名なテーマパークに連れて行ってもらった話を、ただ聞くだけしかできないこともありました。

しかし、自分の置かれた環境と、自分が幸せかどうかは別だと思っていたのです。
経済的には恵まれていなかったかもしれませんが、両親や兄弟と暮らせて幸せでした。

02 弁護士としてのキャリア

これまでの生活は関係ない。誰しも幸せになることができる。

――弁護士になってから扱った事件を教えてください。

弁護士になってから一番多く扱ったのは離婚・男女問題です。
ほかにも一般民事や会社関係の訴訟など幅広く経験しています。

特にやりがいを感じているのは離婚ですね。
誤解を恐れずにいうと、離婚は法的な勝ち負けがそのまま依頼者さまの思う解決につながるわけではありません。

離婚では優先順位を付けて婚姻費用や養育費など、相手から獲得すべき事柄を決めますが、思いどおりにいかないこともあります。

しかし、法的に解決できない部分が残っても、依頼者さまの気持ちの整理がついたり新しい人生を歩む勇気を持てたりすることも大切なんです。


――離婚事件にこだわりをお持ちなんですね。

そうですね。

離婚事件を進めていくなかで、依頼者さまの表情が、明らかに変わるフェーズがあります。
それは、別居をはじめたときです。

法的には婚姻関係が解消しなくても、ストレスの根源である相手と物理的に離れられる。
このフェーズで笑顔を取り戻す依頼者さまを多く見てきました。

離婚は結婚生活の終わりと考える方が多いかもしれません。
そうではなく、新しい人生のスタートととらえてもらいたいと思っています。

03 解決事例①

数億円の財産分与。得られたのはお金ではなく報われた気持ち

――印象に残っている事件を教えてください。

ある女性から相談を受けました。
離婚を前提に相手(旦那さま)と財産分与の話を進めているが、どうも財産を隠しているようだというのです。

そこで、私は通帳などお金の流れがわかるものをすべて確認して、相手が財産を隠していると突き止めました。

相手は隠していた自覚があり、それが明るみに出ると財産分与の対象になることは理解していました。
はじめは納得していない様子でしたが、最終的には財産分与に含めてもらえたのです。


――もし、相手が納得しなければどうなっていたのですか?

明るみに出たのに納得しないなら、法的手続きに則って強制執行をするまでです。
相手の給与をはじめ、財産を差し押さえることで、依頼者さまへの支払いに充てるという手続きです。

このケースでは強制執行をしなくても、相手は払ってくれました。

また、依頼者さまは結果的に数億円のお金を手にできたことで喜んでいました。
喜んでいたというのは、ただ莫大な金額を手に入れられただけでなく、これまでの我慢や努力が報われたという意味です。

04 解決事例②

モラハラ夫との過去に決別。別居してわかった幸せになる権利

――ほかにも印象に残っている事件はありますか?

旦那さまのモラハラに悩んでいる女性から相談を受けたこともあります。

相手は障がい者の認定こそ受けていないものの、パーソナリティ障害や発達障害が疑われるような性格でした。

モラハラを受けている方の心理として、相手が悪くても自分が悪い、相手のいうことに従わなくてはならないと思い込んでしまう傾向があります。

依頼者さまにもその傾向があり、なかなか相手に見切りを付けられなかったのです。


――辛い状況ですね。相手に見切りをつけるきっかけはあったのですか?

きっかけは別居でした。

それでも、別居をはじめた当初は「家から出ると旦那に出会うのではないか?」と不安な気持ちが大きかったようです。

一方で、別居期間が長くなるにつれて、冷静に状況を把握できるようになりました。

今までは相手から「離婚するならお金を払え」といわれていたそうです。
しかし、実際には離婚するまでの生活費である婚姻費用や夫婦で築いた財産を分ける財産分与など、むしろ手にできるお金があると気づいたのです。

最終的に、依頼者さまは無事に離婚でき、新しい人生を選択していました。


――離婚で珍しい事例はありますか?

男性から受けた離婚の相談ですが、相手(奥さま)が離婚時にお子さんを連れていきました。
面会交流はできていましたが、本音では「また家族みんなで一緒に暮らせないか?」と思っていたそうです。

しかし、あるとき、奥さまが面会交流のときに楽しそうに遊ぶ依頼者さまとお子さまの姿を見て目が覚めたそうです。
実は、奥さまが子どもを連れて離婚したのは、ある新興宗教の影響でした。

その後、奥さまは、再び依頼者さまと一緒に家族として暮らすようになったのです。

05 弁護士として心がけること

絶対に諦めてはいけない。笑顔あふれる未来を手に入れるため

――弁護士としてどのようなことを大切にしていますか?

大切にしているのは依頼者さまの納得です。
しかし、「納得」は依頼者さまの心の状態によって変わってしまうのです。

たとえば、モラハラ夫に屈している状況も、そのときの心理状態ではある種の納得かもしれません。

しかし、実際は他者から納得させられる状況ではなく、心から自分が納得できる状況は作れます。
そういう意味で依頼者さまに納得してもらえるようにするのが、私の仕事です。

ひとりでも多くの困っている方の笑顔を取り戻せればと思っています。


――最後に齋藤先生から困っている方へ、メッセージをお願いします。

どんな状況でも必ず事態を好転させる方法はあります。

もちろん、希望することのすべては法的に解決できないかもしれません。
しかし、今の状態から脱したり、前を向いて歩けるようにはなれます。

そのお手伝いを、弁護士としてサポートさせていただければと思います。
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