意見照会もなしにX社から「Xでの法的書面の受領について」というメールが来ました。

平素は大変お世話になっております。
本日twitter-legal@x.com のアドレスから下記の内容のメールを受け取りました。そして令和7年7月8日付令和7年(発チ)第1486号の判決文も添付されています。
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From: X
Sent: Monday, November 10, 2025 3:39 PM
To: (省略)
Subject: Xでの法的書面の受領について

Xをご利用の方へ

Xが、あなたのXアカウント       に関する添付の法的文書を受け取ったことをお知らせします。

この法的文書に関わる民事訴訟の過程で、Xがあなたのアカウントに関する情報を作成する場合があることをご理解ください。

当社の核となる価値観の一つは、ユーザーの声を擁護し尊重することです。従って当社では禁じられていない限り、アカウントの情報開示請求を受けた場合、該当ユーザーへの通知を実施しています。

Xでは法的なアドバイスは提供しておりませんので、本件に関してはご自身の弁護士に相談することをご検討ください。

この通知に返信される場合は、このメールに直接ご返信ください。

よろしくお願いいたします。
X サポート
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X社から開示請求に関する意見照会もないまま、またどのポストが対象になっているか不明のまま、突然このようなメールが来て困惑しています。また添付書類の発信情報目録にスクリーンネームはすべて黒塗りで本当に自分が対象になっているのか不明です。
この場合、自分として向こうの手続きが真正なのかどうしたら調べられるのか、真正の場合手続きを止めさせるのはどうしたらいいか知りたく存じます。

ご多忙のところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

あとxのヘルプにはこのように書いています。

Xのメールはすべて@X.comまたは@e.X.comドメインから送信されます。(中略)Xが、添付ファイルの付いたメールや、利用者にパスワードを要求するメールを送信することはありません。

送付されたメールには決定文の写しが添付されていましたが、これはどう取るべきなのでしょうか?

裁判所に事件記録の閲覧を申請すれば、手続きの内容を確認することができます。発信者情報開示命令申立事件の記録の閲覧・謄写ができるのは利害関係人に限られていますが、対象となったアカウントの保有者であれば利害関係人に該当します。
なお、判決文(正確には決定文と思われます)が添付されているとのことですので、すでにX社に対する開示請求の手続きは終了しているものと思われます。

ありがとうございます。2つだけ確認させてください。
①添付された判決文の写しのスクリーンネーム一覧は黒塗りで自分が対象なのかわからないのですが、X社からのメールで閲覧請求できるのでしょうか?
②意見照会に関する連絡は一切来ていませんが、突然X社私の情報を判決に基づき開示するのでしょうか?

ご教示いただけますと幸いです。

あとxのヘルプにはこのように書いています。

Xのメールはすべて@X.comまたは@e.X.comドメインから送信されます。(中略)Xが、添付ファイルの付いたメールや、利用者にパスワードを要求するメールを送信することはありません。

送付されたメールには添付ファイルとして決定文の写しが添付されていましたが、これはどう取るべきなのでしょうか?xからの通知と見ていいのでしょうか?

Xに対する発信者情報開示請求においては、開示請求された時点で意見照会を行わず、発信者情報が開示された場合に開示した旨のメールがアカウントの登録メールアドレスへ送信される、という流れが比較的多いと思われます(その対応が情プラ法に照らして問題ではないかという議論はさておき)。
添付された決定文に事件番号が記載されている(マスキングされていない)のであれば、利害関係人に該当するとして記録閲覧が可能ですが、記録閲覧の際に氏名・住所の秘匿決定を申し立てておく必要があるケースも少なくないため注意が必要です。また、Xから開示された情報が直近のログインIPアドレスであれば、その次段階であるアクセスプロバイダに対する発信者情報開示命令の申立てにおいて意見照会書が届く可能性も高いので、それを待って対応するという考え方もあります。いずれにせよ、発信者情報開示請求に強い弁護士へ直接相談してアドバイスを受けた方がよいでしょう。

ありがとうございました。参考になりました。
意見照会も何も事前連絡もなく開示してからメールで連絡、しかも完全黒塗りでそもそも自分が対象なのかも分からない、こちらからの連絡には無反応、裁判所の決定から4ヶ月経ってからの連絡などX社の対応には不信感だらけになりました。
これから知り合いの伝手で弁護士を探して見たいと思います。

後先方が開示要求してきたのは、携帯電話番号とメアドでログインIPアドレスの記載はありませんでした。

もし携帯電話番号が開示された(当該アカウントに電話番号が登録されていた)のであれば、近いうちに開示請求者から内容証明などが届いたり裁判所から訴状が届くなりすると思います。その時までにどのような対応ができるのか(そもそも対応する必要があるのか)については、やはり個別対応になりますので、弁護士に聞いた方がよいでしょう。また、この種の事案では本人対応はリスクが高く、弁護士へ依頼した方がベターと思われます。