高速バスでの暴行事件、示談交渉と不起訴の可能性は?
先週の月曜日、高速バスの車内で暴行を受けました。
座席を常識の範囲内でリクライニングしていたところ、後方の男性に右肩を強く叩かれ、その後、二の腕を強くつねられました。痛みがあり、驚いて通報。警察が現場に来て、私は被害届を提出しました。
警察官によると、加害者は「イライラしてやってしまった」と暴行の事実を認めていたそうです。
その後、医療機関を受診したところ、つねられた箇所は「皮下出血(全治1週間)」との診断を受け、また心療内科では「適応障害」と診断されました。どちらの診断書も警察に提出済みです。
数日前、警察と一緒に実際に乗っていたバスで現場確認を行い、写真を撮影しました。
明後日、再度警察署で詳しい事情聴取を受ける予定です。
【質問】
① 加害者が暴行を認めている場合でも、証拠の関係などで「不起訴」になる可能性はありますか?
② 私としては早く終わらせたいので、示談でも構わないと思っていますが、相手側から何の連絡もありません。この場合、相手には示談の意思がないと考えるべきでしょうか?こちらから示談を持ち掛ける意味はありますか?
③ 警察の方が「バスの防犯カメラは乗車時しか映っていない」と話しており、暴行の瞬間映像は残っていません。その場合、証拠不十分として不起訴になる可能性は高いのでしょうか?
【補足】
・診療費等でこれまでに3万円以上かかっています。
・泣き寝入りはしたくないため、できれば加害者に対して損害賠償や慰謝料を請求したいと考えています。
・今後どのように動くのが良いか、弁護士の方のご意見・アドバイスをいただけると幸いです。
質問
不起訴となる可能性はあると思われます。
示談は義務ではありませんので、相手方が現時点で示談交渉を行う意図がないと考えられます。
相談者さんの側から相手方に対して示談交渉を行うことは自由です。
両当事者の供述内容、第三者の目撃証言、相談者さんの受傷状況などから処分の軽重は判断されることになります。
詳細についてお知りになりたい場合、確保している証拠等を持参されて、最寄りの法律事務所で、請求の見通しや請求可能額についてご相談いただく形が望ましいと思われます。
上記、ご参考ください。