合意書の作成にあたって

現在、主人の不倫相手と公正証書にする合意書について話し合い中です。
その合意書の中に、不貞行為に対する慰謝料請求の求償権について放棄をする条件を入れたいのですが、どのように記載したらいいかわかりません。
ちなみにダブル不倫だったため慰謝料請求はまだしておらず、慰謝料請求については、いますぐではなく今後主人と離婚をした後、請求をしようと思っています。

詳細な状況等が不明ではあるのですが、一般的には、求償権放棄の条項は、「●(=不貞相手)は、本件に関し、○(=不貞配偶者)に対する求償権を放棄する。」といった記載になります。

状況がよく分からないのですが、「ダブル不倫だったため慰謝料請求はまだしておらず」というのは、不倫相手の方に請求していないということで良いのでしょうか。

そうすると、慰謝料請求はしていないが求償権放棄のみの公正証書を作成したいということになるのでしょうか。
このような内容をイメージされている場合、通常このような形での合意書面を作成することはまず聞かず、どのような目的で、どういうことを狙っているのか等こちらとしてイメージがわきません。
そもそもが上記の通りの状況ですと、今後の請求も予定している以上は今回の合意で紛争をすべて終わらせるわけないはいかないことになり、そのあたりの手当も含めて、そもそも合意書面として法的にどこまで意味のあるものを作ろうとしているのかや、ご自身が意図していないような効果が生じていないかも気になるところです。

上記のような今回の公正証書の目的や、周辺での状況、ご質問以外の状況内容等によっては、ご自身が意識されていないリスク等も出うるかもしれないように思われるところ、
特定の条項の書き方のアドバイスのみを求めるにとどまらず、条項全体について弁護士にご相談される方が良いように思われます。

慰謝料請求は現時点ではしないが、今後離婚をすることが決まった時に不倫相手に対して今回の不貞行為に対する慰謝料請求をしようと思っています。
現在は、主人との接触禁止の違約金を記載した合意書を公正証書にする話を進めており、その合意書の内容の中に、接触禁止、違反した場合の違約金、さらにこの件に対する求償権の放棄を一緒に記載しておきたいと思っていました。

また違約金の記載事項に、違反行為をした回数に対して、違約金を上乗せしたい内容を記載したいのですが、どのように記載したらよいのでしょうか?
例えば、もし誓約書を作成した後、連絡を一回、接触を2回したことがわかったら、違約金50万✖️3の150万円の請求ができるようにしたいです。

やはりお伺いする限り、後に慰謝料請求という紛争の一部を残す形での技巧的な要素の入った合意書面を作ろうとされているように思われるところ、私個人としては、匿名掲示板上で一部の条項のみについて質問を繰り返し、継ぎはぎのような形で作成するのはお勧めしません。

一般論としても、イレギュラーな書面については個別具体的に考慮しないと思わぬ不利益を生み出したりと言うことをあり得るところ、一部の条項のみについてアドバイスをするというのは、合意内容全般との関係で責任を負いかねるので、そのよいな形で得られた助言を元に内容をいじるのは、お勧めしません。

周辺事情として、相手方が後日に慰謝料請求がありうることを真に理解しているのかや、他に双方の希望に基づいて予想だにしない特約がないかや、具体的な条項作成と言うことであれば、弁護士が責任をもって行う上で知るべき情報は様々あるように思われます。
どうすれば良いのか分からない、判断がつかないというのであれば、匿名掲示板上で全貌も分かっていないコメントを継ぎはぎして作成するより、素直に弁護士に直接相談して全体的にチェック等してもらう方が、後に認識の違いや文言上の問題で思わぬ紛争が生じるような法的リスクは少ないように思われます。