不貞行為を疑わられて

去年離婚した友人夫婦がいます。旦那、奥さん共に友人でしたが、何かと揉め事の多い夫婦でした。

4年ほど前、奥さん側から半狂乱状態で電話がかかって来ると、『私はこれから死ぬ』と言われました。慌てて住んでる近場へ向かって再び電話をすると、近場のラブホテルの部屋を指定され『この部屋で死ぬ』と伝えられました。旦那はどうしたと聞くと、『この状況は知っているが家でゲームをしている』と告げられました。あまりの異常な事態にホテルに駆け込むと、ナイフを持った奥さんが旦那の数々の不貞やモラハラ、風俗からの病気を移されたと詰り、泣きじゃくっています。その夫婦にはまだ小さな子供もいた為、落ち着いてよく話し合いなさいとアドバイスし、30分ほどでその場を出ました。

数ヶ月後、また同じ状況で電話が来ましたが、「ホテルでは会えない。路上でなら話を聞く」と伝え、ナイフを持って泣きじゃくる奥さんを車の中で慰めました。

他にも様々な揉め事の上その2人は離婚したのですが、ここ最近になって、元旦那の方から『婚姻中に元妻と不貞があったろう』と問い詰められました。そこで当時あった事全てを話しました。

肉体関係そのものは全くなかったのですが(そもそも性病を移された状況の相談)、元旦那は『不貞は関係ない。そもそもホテルに行った事が問題だ』と告げられました。そこで100万円ほどの慰謝料を請求されましたが、不貞行為は無かった為、数万円程度の解決金を支払うと告げました。

元旦那とは職場が同じなのですが、『俺が言わなくてもこういう噂はどこかから出回る。もしそうなった場合、俺の不倫やモラハラの説明はするな。そもそもあれは全部元嫁がついた嘘だ。その部分は誰にも言わないと一筆書け』と言われています。

緊急事態とはいえホテルに助けに向かった事は、民事的に見て誤解されてもしょうがないとは思います。しかしこうした言論統制まで押し付ける権利は持ち合わせているのでしょうか?

>言論統制まで押し付ける権利は持ち合わせているのでしょうか?
お相手の言い方もあいまって、言論統制を押しつけられているようにお感じになられているのだろうと思います。
ただ、モラハラ等について、ご相談者様が第三者にそのお話をすると名誉毀損行為となってしまう可能性があります。したがって、お相手に統制されるからというよりは、ご自身のためにもモラハラ等について第三者にお話をすることは控えた方がいいように思います。

ちなみに
>『不貞は関係ない。そもそもホテルに行った事が問題だ』
という点についてですが、法的にはホテルに行ったこと自体は特に問題はありません。ただ、ご相談者様がおっしゃるように、誤解をさせてしまったのは申し訳ないという意味で数万円の解決金をお支払いするという選択はあり得ると思います。

事実元奥さんは当時鬱病を患い、自殺寸前まで追い詰められていました。

もしも職場で噂を流され、当時自分が実際に見聞きした(奥さんに告げられた)事実で説明しても名誉毀損になるのでしょうか?

ご自身の脚色がなくても今回は、名誉毀損の成立はしてしまうと思います。

一般的に
公共の利害に関する事実に係ることで,もっぱら公益を図る目的であって、摘示された事実が真実であると証明された、あるいは真実であると信ずるについて相当の理由がある場合
には名誉毀損でも違法性がないと判断されます。

今回の場合、例え事実だと信じていらっしゃる内容が真実と信じてもやむをえない状況だったと仮定したとして(この点の証明も難しいような印象を受けましたが、そこはお話をお伺いしない限り断定はできません)、それをご相談者様が第三者にお話なされば、それによって男性側の名誉権は侵害されるでしょうし、モラハラのお話をなさることが
公共の利害に関すること、公益を図る目的によること
とは言いがたいように思います。

今回の件に関して慰謝料ではなく解決金として場を収める予定(相手にも伝えています)なのですが、相手は『俺からじゃなくても噂は出るだろうな』と、職場に話が漏れ出る事を前提に話をしてきます。(雰囲気にはなってしまいますが「漏らしてやる」といったものの言い方です)

実際に漏れ出た場合、自分には『不倫やモラハラで悩んだ奥さんが自殺を仄めかし、救出しに行った』という弁解が出来なくなるのでしょうか。

なるほどそういうご事情なのですね。
お相手が不倫の噂をした場合、それも名誉毀損行為に該当しますね。

もっとも法的なお話としては、お相手が名誉毀損行為をしたからといって、こちらが名誉毀損行為をしていいわけではありません。もし噂をされた場合には、「奥さんの相談にのったことはあるけど不倫の事実などない」ということをお話されればいいのではないでしょうか(そこは禁止の対象ではないようにお見受けいたしましたし、名誉毀損にもなりません)。

またそもそもご相談者様だけが口外禁止を追う必要はないので
ご相談者様もお相手に対し口外禁止を求めてはいかがでしょうか。
口外禁止をしたからといって、口外する人は口外をしてしまうものですが
お気持ちとしてご安心できるのならば、そういった方法もご検討ください。

最後の質問にします。

僕からの釈明ではなく、元奥さんに証言してもらうといった形では如何でしょうか?

どのような場面を想定されているのかわからないのですが、社内で噂話が出たときに元奥様を会社にお連れしてご事情をお話していただくということでしょうか。
すみません、状況が分かりかねるのですが、誰が行っても名誉毀損にはなりうり行為です。ただし、旦那様との関係においては、元奥様がお話になるのは約束破りにはならないでしょう
ご相談者様が元奥様に強制的に言わせている野ではない限り)。

具体的に心配される場面があるのであれば、元旦那様と示談をする前にお近くの弁護士に示談内容等についてご相談されてみてはいかがでしょうか。